商店街の片隅より

正直青森と言えばコンパクトシティの先進地。
と言うことは、我々商人にはあまり関係ない、
町のグランドデザインや再開発など、そっち方面の話かと思い参加は迷ってたのですが、
話の内容は正反対でした。



人・住人あってのまちづくり､まちづくりあっての商店街。
一番大事なのは『政策と連携』だそうです。

「政策」というのは言うまでも無く自治体トップの決断。
こちらは当地ではあまり期待できそうにもありません。
作ってるのは町の中を通らないで済むような道路ばっかり。

もう一つの「連携」ですが、これからの「まちづくり」を行う上でのキーワードになりそうです。
ヒントは高齢者、子供、趣味のメンバー、ハンディキャップのある人など。

二次会で現状の商店街活動の弊害を相談したところ、
「口、汗、カネ、誰が何を出すのかはっきりさせる」
なるほど、シンプルでいい。

話は大変良かったのですが、参加者はそれほど多くなく、
質問コーナーでもそれを嘆く声が聞かれましたが先生は、
「いいじゃないですか。明日から出席した皆さんで少しずつ波紋を広げていけば。」
そうそう。そうなんですよ。

年の半分ほどは公演や陳情や調査で出張されていると言う先生。
発せられる言葉もデータに裏づけされたものばかり。

★県別宿泊者数（佐賀は４２位だったっけ？）、
★小規模事業者の減少数（日本で年間３万件減っている。月に３千件）と大型店の売り場面積の増大との関連性。
★商店街は買い物の場から「コミュニケーションの場」へ進化せねば
★人口減少の傾向、エリア外から人を呼び、カネを落としてもらう
★「コンパクトシティ」における「商店街活性化」はその大きな目的の最後の方、結果的に栄えるような位置付け。
　決して商店街再生の為のコンパクトシティではない！
★パクリ、大いに結構。３年で定着、５年でオンリーワンになれる
　（そういえば佐世保のよさこいも最初は批判が凄かったそうだ）
★国の補助金の審査基準①本気か②多様な顔ぶれか③実現可能か

本当にいい話だった。
私も質問コーナーで自分の想いを発言したし、参加者の中では若手の方だったからか、懇親会でも直接色々ご指導頂く。
ありがたいことだ。でかい事は出来ませんが少しでも生かせるよう日々精進します。
伊万里駅通り組合の皆さん、お世話になりました。

そしていつものカフェバーに行って、慣れないジンなんか頼んで具合悪くなりましたと・・・