詩吟の稽古でした

昨夜は詩吟の稽古日でした。
最初はいやいやながらでしたが(笑)もう5年以上なります。

学生時代も古文漢文は嫌いじゃなかったので、割とすんなり入ってきます。
昨日練習した詩が、かなり沁みる詩だったので、ご紹介します。

日露戦争の戦没者を悼む詩、「戦友を弔う」
昭和初期の漢詩人、「本宮三香」先生の作です


詩吟の稽古でした


戦友を弔う


高粱半ば枯れて 烏空しく啼き     (こうりゃんなかばかれて からすむなしくなき)

風物䔥条として 望み転た迷う     (ふうぶつしょうじょうとして のぞみ うたたまよう)

勇士命を投げうつ 何ぞ壮烈なるや  (ゆうし めいをなげうつ なんぞそうれつなるや)

戦骨を埋めて 長城の西に在り    (せんこつをうずめて ちょうじょうの にしにあり)

異郷の天地に 魂魄を留め      (いきょうのてんちに こんぱくをとどめ)

長く祖国を護って 柱石となる     (ながくそこくをまもって ちゅうせきとなる)

泣いて英霊を弔ろうて 秋風に立てば  (ないてえいれいをとむろうて しゅうふうにたてば)

夕陽は鮮血の赤きよりも赤し     (ゆうひはせんけつのあかきよりも あかし)





とうきびも枯れ、秋の風が吹く満州。カラスも寂しく啼いている。
果てない広さの満州の平野は言い知れぬ寂しさに覆われる。

思えば四十年前、日露の役でこの大陸の戦野に戦った勇士の骨は
万里の長城の西に眠り、その魂は留まり、祖国日本の捨て石とも、柱ともなってくれているのだ。

秋風の丘に涙を浮かべ戦友の霊を弔う。
満州独特の赤い赤い夕陽が桜花の如く散っていった彼らを思い出させる。



じーんと来ませんか?
お国の為、愛する人の為大陸に散っていった若者も、ぼくらと同じ日本人ですよね。

あー、先人に感謝して、大事に生きよう・・・



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Posted by いすい at 11:23│Comments(0)伊万里本・勉強
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